「江戸盆栽」に拘る理由

 弊社J-和インターナショナル株式会社は、江戸初期の江戸盆栽に拘って工芸盆栽を企画、制作、販売をしています。その理由を説明してみたいと思います。

 現代の盆栽は、幹や枝を針金で巻き、人工的に盆栽の形状を造り込んでいます。盆栽において最も大切である、盆()上に自然の景色が描かれていること、鉢の中で自然の摂理が繰り返されていることを表現できていること、に対して少し違和感があります。人工的に形作ったものと、アーティストと職人が自然の姿を忠実に表現した工芸的なもののどちらが盆栽の本質に迫っているか、私自身判断できていません。どちらもありなのか、どちらも違うのか、とても難しく感じています。

 さて、江戸初期の盆栽は、自然の山奥から採取した木を鉢に植えていました。この時代の盆栽は、自然の美しさをそのまま鉢の中に再現することを目指していました。盆栽を山から採取する専門家が、命を懸けて厳しい大自然と闘い盆栽を獲得していたことに、リスペクトがやみません。

 江戸時代初期には、盆栽は主に上流階級や武士の間で愛好されていました。特に、厳しい自然の環境で育った木々を採取し、その風格や形状を活かして鉢に植えることが重視されました。このような木々は「山採り」と呼ばれ、自然の力強さや美しさをそのまま表現することができました。

 このように、江戸初期の盆栽は自然の美しさをそのまま鉢の中に取り込むことを目指し、山採りの木々を使ったことが特徴です。

 盆栽の本質である、自然を鉢の上に表現する江戸盆栽作法に拘った工芸盆栽A-BONSAI(R)を手掛けているのです。

Featured product

A-BONSAI Moyogi Goyomatsu (Five-needle Pine Height 45cm)

J-和インターナショナル株式会社

A-BONSAI Moyogi Goyomatsu (Five-needle Pine Height 45cm)

¥49,500